小児科開業を期に建て替えをお考えの40代のご夫妻。

家族との時間を大切にしながら、仕事とのバランスも考え、小児科を併設した新築住宅を計画されました。

 

家づくりスタート

小さな会社のことはよくわからないし、まずは大手ハウスメーカー数社に声をかけました。

たくさんのハウスメーカーの資料を取り寄せて、その中から気になる会社と面談し、プランの打合せをすすめました。

打合せしているうちに各社、同じようなプランになっていく。

そして、どれもピントこない、自分たちが考えていたものと何か違う。

このままでは自分たちの夢が実現しそうにないと感じました。

 

そして、自分たちは何を大切にした家づくりをしなければならないのか気づきました。今度はそんな考え方に合う住宅会社を見つけようと、いろいろな住宅会社の情報を収集し直し、ご紹介というカタチでわたしたちにお声を掛けて頂きました。

 

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HUS DESIGNの家づくり

はじめてお会いさせて頂いた日。

雑談を交えながら、ご夫妻の夢や想いを聞かせて頂きました。

 

ーわたしたちが大切にしているヒアリングのポイントー

 

【 現在の暮らしについて 】

・ご家族、各人の起床から就寝までの過ごし方

・昼間の過ごし方、休日の過ごし方

・家族それぞれの家のなかでの過ごし方

・各人の不満ポイント

・来客の内容や頻度

・ペットの有無や飼育方法 など

 

【 新しい住宅での暮らしへの想い 】

・なぜ新しい住宅が必要になったのか

・いまの住宅のよいところ、残したいところ

・困っていること

・将来(30年くらい先まで)の家族構成

・家づくりにあたってとくに大切にしたいこと(生活面、材料、設備面、デザイン面)

・新しい住宅で各人が実現したいこと など

 

小児医療への高い志や、暮らしへのこだわりなど、わたし自身、共感したり感銘を受けることがたくさんありました。

たくさんの会話を積み重ねることで見えてくるものはたくさんあります。

 

まずは、やりたいことの優先順位をつけましょう。

そして優先順位の高いことは必ず実現しましょう。

そんな整理の作業を一緒にすすめながら、プラン作成の下準備をすすめていきました。

新プロジェクト 小児科併設新築住宅 / 兵庫 神戸

 

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ファーストプレゼンテーション

これまで打合せされていたプランを一旦白紙に戻してプランをご提案。

綿密なヒアリングをもとに一所懸命に考え、プランをつくりました。

 

ーわたしたちが大切にしているプレゼンテーションのポイントー

 

・どのようにして家づくりのテーマを探したか(考えたプロセスのご説明)

・家族の暮らしのデザインをどのように考えたか(課題、目標、解決方法)

・暮らしのシーン、ゾーニングの考え方

・配置計画

・平面計画

・断面計画

・外観計画

・概算予算、資金計画

 

プレゼンテーションの途中、ワクワクしますとおっしゃって頂き、嬉しかったことを覚えています。

 

大手ハウスメーカーやローコストメーカーのプレゼンテーションを見ていると、平面図、外観立面、概算見積りでとにかく契約を迫るのが当たり前になっているように感じます。

大手のブランド力が、その形をカバーしているかもしれません。

しかし、これまでのプランの中から組み合わせて作成した提案だったということは、わたしたちの家づくりの場合は、あってはならないと思っています。

 

 

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詳細設計と打合せ

今回は、小児科の設計と住宅の設計を並行して行いました。

 

小児科は医療のために必要なスペースがたくさんあります。

それをひとつずつ確保して、医師、看護師の視点から医療がしやすい動線を教えて頂きながら設計をすすめていきました。

 

一般的に小児科などのお子さんが使う場所は、なるべく段差をなくしたり、安全を最優先で設計することが常識的です。

しかし、ご夫妻は、常識にとらわれた小児科ではなく、新しいカタチの小児科をつくりたいと思っておられました。

それは、お子さんが主役の小児科、来院したお子さんたちがワクワクするような場所。

 

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待合室にもぐれるところがあったらおもしろいとか、外に出られるようにしてみたいとか。

 

これまでたくさんのお子さんたちと過ごしてきたご夫妻が考える、こども心をくすぐる仕掛けたち。

お子さんたち自身が持っている「元気」を応援する楽しい場所をつくる打合せは、いつも楽しくすすんでいきました。

 

そして、安全面も考慮しながら誰も見たことがない空間が、少しずつ図面になって出来上がっていきました。

住宅部分は、小児科部分とのつながり方や、家族の過ごし方、成長に合わせた使い勝手などを重視しながら設計をすすめていきました。

見たことがないものをつくる / 自由ハウス 神戸市

 

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現代美術と小児医療の組み合わせ

ご夫妻から、院内の待合室に樹木のモニュメントみたいなもをつくれないかとのご相談を頂きました。

理由をお伺いしてみると、こどもたちが診察を待っている間、植物的なものと触れ合い、健康に向けて自分の力を使える場所をつくりたいとのお考えでした。

植物が持つ力は、わたし自身も実感していますし、とても共感できました。

 

でも、待合室に偽物の植物をつくっても、ご夫妻の想いがカタチになるのかとも疑問に思いました。

そして、わたしなりに思案を繰り返し、ひとつの答えに辿り着き、ご夫妻にご提案してみました。

 

偽物の植物より、本物の現代美術を小児科に持ってきませんか?

 

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わたしの頭に浮かんだのは、現代美術家で友人のニシハラノリオさん。

カラフルで楽しい作品。

これまで、彼の展示で子どもたちが大喜びしている姿を何回も見てきたこともあり、ご夫妻にご紹介させて頂きました。

 

話はトントン拍子にすすみ、待合室のメインのスペースに「スワリモノ」、診察室に「カバ子」がやってくることになりました。

 

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▼HUS DESIGNではこのようなイベントも行っております。

大人のお茶会 ~アートと建築~ 作品増えました

「大人のお茶会」 ~アートと建築~ / 開催のご報告とお礼

 

医師、看護師、建築士、現代美術家の打合せはとても不思議なものでした。

 

また、アートは院内を飛び出して玄関の外へ。

玄関廻りには、鍛鉄作家の西田光男さんの作品。

西田さんがつくる有機的な鉄の曲線は、どこか植物的であり、神戸の街並にも似合う、そしてお子さんにワクワクしてもらえそう。そんな思いからご紹介させて頂きました。

医院の入り口をこどもたちが楽しそうな場所だと思ってくれるように、デザインしてもらいました。

 

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お引き渡しと内覧会

着工から約6ヶ月。

建物も、アート作品も、庭もすべて完成し、内覧会の日を迎えました。

 

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待合室の窓たち / 神戸 新築

 

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内覧会では2日間で130名を超える方々にお越し頂きました。

お施主様が、ご自身のホームページで印象的だったことを記載されたものをお借りしてきます。

 

内覧会で最も私どもがうれしく感じたのは、子どもたちが笑顔で診療所で楽しみ、知らない子供同士があたかも幼なじみのようにともに過ごす場所となったことにうれしく思います。そして、それを見つめる親御さんの眼差しに、我々は皆様の「お力になれたら」と志を新たにいたしました。

 

竣工写真はコチラ

 

新築の上棟 / 神戸市 東灘区
完成に向けて / 神戸市 新築

 

小児科のご紹介

 

二星こどもクリニック

神戸市東灘区御影二丁目16番15号

ホームページはこちらをクリックしてください。

 

 

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