丹波焼タイルをつくってくれている窯元さんからのご依頼。

 

窯元さんのお嬢さんが、ハウスメーカーの分譲地で新築を計画。

そのハウスメーカーで家を建てている途中でのご相談でした。

 

HUS DESIGNの家づくり

上棟が過ぎた頃、外構工事(庭)の打合せになった時に困ったことになりました。

 

お嬢さんは、自分のお父さんがつくっている「丹波焼タイル」を新居の庭に使いたいと思っていました。

おじいちゃんがつくったものを、自分の子供たちに感じてほしいと考えていたからです。

そして、ハウスメーカーの担当者にその旨を伝えました。

担当者からは「丹波焼タイルって何ですか?よくわからないので施工は難しいです。」と返答されました。

 

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困ったお嬢さんは、ご両親にご相談され、わたしに一度話を聞いてほしいとご依頼頂きました。

「丹波焼タイル」はわたしと窯元さんとで共同開発したものなので、担当者の方のお答えは当然なのかなと思いながら、お嬢様のところにお伺いしました。

 

ーわたしたちが大切にしているヒアリングのポイントー

 

【 現在の暮らしについて 】

・ご家族、各人の起床から就寝までの過ごし方

・昼間の過ごし方、休日の過ごし方

・家族それぞれの家のなかでの過ごし方

・各人の不満ポイント

・来客の内容や頻度

・ペットの有無や飼育方法 など

 

【 新しい住宅での暮らしへの想い 】

・なぜ新しい住宅が必要になったのか

・いまの住宅のよいところ、残したいところ

・困っていること

・将来(30年くらい先まで)の家族構成

・家づくりにあたってとくに大切にしたいこと(生活面、材料、設備面、デザイン面)

・新しい住宅で各人が実現したいこと など

 

いろいろとお話を聞いてみると、「丹波焼タイル」のことだけでなく、外構工事全般について困られているとのことでした。

 

HUS DESIGNの外構計画の考え方

住まい手にとって、建物と同じぐらい大切な外構計画。

庭などの外回りをどのようにつくるかで、建物全体の雰囲気や、そこでの暮らしは大きく変わります。

しかし、ハウスメーカーは「外構工事」という呼び方で、建物の計画と切り離して考える風潮があると思います。

 

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また、外構工事は予算についても後回しになることが多いと感じています。

建物で必要になった追加費用などを優先していくと、最終的に予算がないという事態に陥りやすくなります。

そして、ハウスメーカーが直接、外構工事をすることはほとんどありません。

下請けの業者が計画から施工までを担当しているケースが多いので、提案内容と費用のバランスに違和感を感じている方は多いと思います。

 

ハウスメーカーの分譲地に行くと、庭は土のままだったり、塀は安価なブロックを積んだだけといった状態をよく見ます。

ひとつひとつの庭づくりは、ひいては街並形成につながっていきます。

そんな街並を歩いていると少し残念に感じてしまいます。

 

ファーストプレゼンテーション

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弊社は外構業者ではありませんので、通常は外回りだけの工事をすることはありません。

ただ、今回は「丹波焼タイル」を使いたいとのご要望でしたのでお引き受けすることにさせて頂きました。

「丹波焼タイル」は数年前に、わたしがお願いして、窯元さんと共同開発したもので、扱えるのはHUS DESIGNだけですし、つくっているのは窯元であるお父さんだけですので。

 

ハウスメーカーのもともとの提案は一旦白紙に戻して、わたしたちなりに、ご提案をつくりなおしました。

 

ーわたしたちが大切にしているプレゼンテーションのポイントー

 

・どのようにして家づくりのテーマを探したか(考えたプロセスのご説明)

・家族の暮らしのデザインをどのように考えたか(課題、目標、解決方法)

・暮らしのシーン、ゾーニングの考え方

・配置計画

・平面計画

・断面計画

・外観計画

・概算予算、資金計画

 

配置もおおまかに決まり、主役の「丹波焼タイル」をどのように使うか検討しました。

 

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「丹波焼タイル」の制作も今回で4回目。

これまで何度も工房にお邪魔させて頂いているなかで、わたしが気になっていた作品がありました。

それは、窯元さんのもう一人のお嬢さんがつくる作品です。

色彩が美しく、絵画のような雰囲気がとても魅力的に感じていました。

そして、思い切って、お父さんとお嬢さんのお二人にそれぞれ丹波焼タイルをつくってもらえないか相談しました。

 

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外構工事とお引き渡し

父と娘と娘の庭づくり。

これまでの「丹波焼タイル」はすべてお父さんとつくってきました。

そして、今回、新たにお嬢さんにもつくって頂きました。

作陶家それぞれの風合いを帯びた2種類の丹波焼タイルが完成。

それを隣同士に配置しました。

 

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奥深い手づくりの魅力を、お孫さん達に肌で感じてもらえれば嬉しいなと思います。

そして、街を歩く人たちにも、美しい丹波焼の魅力を感じてもらえればと思います。

 

この庭づくりが、街並形成の一翼を担ってくれることを期待しています。

 

お嬢様からのお言葉をご紹介させて頂きます。

「毎日、父と妹がつくってくれた丹波焼タイルを楽しく眺めています。近所の人も立ち止まって見てくれます。これから時間がたっていくのが楽しみです。主人も庭仕事にはまり出し、早朝からホームセンターに行くようになりました。」

 

竣工写真はコチラ

 

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