フローリングには大きく分けてワックスレスのものと自分で定期的にお手入れできるものがあります。

その中でも無垢フローリングや挽き板フローリングは、定期手にお手入れをしてあげることで美しい経年変化を見せてくれます。

また、キズやシミなどの汚れも慣れてくれば自分で直すこともできます。

 

 

今回は、木が大好きで自分でメンテナンスをやってしまう木の専門スタッフが約20年かけて自分で身につけたお手入れのノウハウを公開します。

 

ご家庭で簡単にお手入れして頂けるように、インターネットやホームセンターで手に入れて頂ける商材を使って、具体的なお手入れの方法をお伝えできればと思っています。

 

 

1.普段のお手入れ・おそうじ

 

①ホコリやちりなどのゴミを掃除機やドライタイプのフロアワイパーなどで掃除してください。

 

②フローリングの隙間に入ってしまったゴミは爪楊枝や竹串などあまり硬くないもので掃除してください。

 

③雑巾などで乾拭き(水拭きは基本NGです)もしくはグラノスなどの蜜蝋WAXを使用(表面がガサついてきたら)して表面の汚れ落としとWAX掛けしてください。

 

※自然オイル塗装は浸透性です。一般的なウレタン塗装(木材を完全にコーティング:木の呼吸も止めてしまう)と違い、大量の水を含んだ雑巾では水分を吸ってしまい表面の毛羽立ちや白濁の原因になる可能性がある為、水拭きはNGです。

 

※流行りの蒸気式クリーナーやウェットタイプのフロアワイパーも同様に使用できません。特にウェットタイプの薬品が床に悪影響を与えることがあります。

 

 

2.年に数度のお手入れ・大そうじ

普段の生活でよく歩く場所などのお手入れを定期的にしてあげる事で、無垢フローリング特有のステキな経年変化を楽しめるうえに、ご自宅への愛情・愛着を持って生活することができます。

 

①普段のお手入れのように表面のゴミや隙間のゴミを掃除します。

 

②表面の毛羽立った部分を240番〜320番程度の紙やすりで木目に沿って軽くこすり毛羽立ちを除去します。

 

③表面の軽い傷や染み付いた汚れを120番〜180番程度の紙やすりで木目に沿ってこすり軽く落とします。

※紙やすりで擦りすぎると周りとの色の違い(日焼け:蛍光灯でも日焼けします)が出ることがあるので注意してください。

 

④凹み傷も家庭用アイロンのスチーム機能を使用して凹みを蒸気で膨らましてメンテナンス可能です。

※少し経験が必要です。

 

⑤ウエス(使い古した肌着がベスト:生地のこなれ感が重要)で手入れしたい箇所、もしくは全体的に自然オイルを木目に沿って軽く塗り込み、乾いたウエスで表面のベタつきがなくなる程度に拭き取りし、自然乾燥を待ちます。

※拭き取り後、フローリングの樹種や塗装時の状況により表面が毛羽立つ事があります。その際は240番〜320番程度の紙やすりで軽く表面の毛羽立ちを落としてください。(あくまで軽くがポイントです)

 

 

 

3.ケース別・困った場合の対応

 

【ケース1】表面の毛羽立ち

240番〜320番程度の紙やすりで軽く表面をこすって落とします。

※室内の湿度の変化で無垢材の表面で水分の変化が起こり出てしまう症状で無垢材が調湿している証拠。自然オイル塗装ならではの症状なので、症状自体にが問題ということではありません。

 

【ケース2】こすり傷やシミなどの汚れ

120番〜180番程度の紙やすりで表面を削って再度オイル塗装と蜜蝋系WAX処理します。

※表面の傷の手入れが簡単にできるのは無垢材に自然オイル塗装だからこその特権です。無垢材でもウレタン塗装の場合はできません。また一般的な合板フロアでもできない対応ですのでご注意ください。余談ですが、お子さんが付けた傷はお子さんにメンテナンスしてもらう事で、モノを大切にする事や無垢材の良さを知ってもらうキッカケとして活用してもらえるかもしれません。

 

 

【ケース3】凹み傷

凹んだ場所に濡れタオルを置きアイロンのスチームで蒸気を当てる事である程度戻ります。翌日など表面が乾燥してから紙やすりで仕上げて処理してください。

 

 

4.ウッドデッキ

 

①普段は表面の汚れをデッキブラシなどで落として掃除します。

 

②表面が毛羽立ってきたら120番程度の紙やすりで表面を研磨して処理します。

 

③無垢材ならではの灰汁などはお湯でそうじするか、家庭用中性洗剤などで洗う事である程度落とすことが可能です。

※日焼けと思っている色落ちが実は汚れ(空気中の粉塵やチリ、工場や線路からの鉄粉など)が原因のことも多々あり、掃除することでステキな経年変化を楽しむことができます。

 

④日焼けなどの経年変化を楽しんだ後、ウッドデッキを色合いに飽きたら外部用自然オイルなどで再塗装も可能です。

※上記は無垢ウッドデッキ材ならではの特権です。

 

 

 

5.おススメメンテナンス商品(AmazonやYahoo!、楽天などで購入可能だと思います)

※あくまでオススメとしてご紹介させて頂いているものです。各商品について弊社での責任は負いかねますのでご了承ください。

 

自然オイル(基本クリア色提案)

①リボス アルドボス

②オスモ フロアクリア#3062

③春風クリア

※共につや消し仕上げになります。

※現場により特注塗装や着色塗装している場合は別途案内いたします。(弊社顧客様対応)

 

蜜蝋系WAX

①リボス グラノス(クリーナーにもなります)

②オスモ ワックスアンドクリーナー(クリーナーにもなります)

③未晒し蜜ロウワックス

 

外部用オイル(着色もクリアもあります)

①シッケンズ セトールHLS-e(若干ツヤ感のある使いやすい塗料)

②オスモ ウッドステインプロテクター(防カビ、防藻、防腐性能が強い塗料)

※ウッドステインクリアープラス#420は紫外線ブロッカーが入っており日焼けによる経年変化を遅くします。

③リボス タヤエクステリア(天然エナメル成分配合の比較的ペンキのようなツヤ感のある塗料)

 

【注意点】掃除に使用した雑巾やウエスには自然オイルが染み込んでおり、破棄する際に特性として発熱し発火する危険性があります。破棄する際は必ず水に浸けてから破棄するようにして下さい。